2016年スイス・アルザス・ブルゴーニュ旅行記録(5)

いろいろとドメーヌを回りましたが、あとひとつ忘れる前に記録。
ドメーヌ・ド・ラ・フォーリー。

コート・ドールをどんどんと南下した先、コート・シャロネーズのリュリーの生産者さんです。

結婚式披露宴で参列者の方々に振る舞ったリュリーは、彼と私が夫婦になって初めての、共通の思い出を持つワイン。
それがどんな地で作られているのかを知りたくて行ってきました。

「フォリー」はフランス語では「狂気」という意味ですが、このドメーヌ名はそれではく、ラテン語の「妖精の踊り(フォリア)」に由来した名前だそう。

2010年から当主のクレマンスさんは、初代マレイさんから数えて5代目の老舗なドメーヌです。
(ちなみに初代マレイさんは、お医者さんで、現在のフィルムカメラの祖先になる写真銃の発明者とのこと)

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現在の当主クレマンスさんの奥様が案内してくださいました。
英語も堪能だったので、コミュニケーションが取れやすかったです。
(フランスに来ると、フランス語が勉強したくなります!)

ちなみに奥様のそばには、つねに遊んで欲しい愛犬の「インディ」
(「インディ・ジョーンズ」にちなんだ名前だそう。)

畑を見せていただきましたが、先週の霜の影響をかなり受けてしまい、新芽の6割が凍結してしまったとのこと…。

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(最低気温を記録できるという温度計で、夜いったいどれ程までに気温が下がっているのかを確認しているそう。
「こんなものつけたのは、初めてよ」という奥様。)

これはブルゴーニュの他の生産者さんも嘆いていましたが、この霜の対応に追われて、「畑作業が忙しくて対応できない」と、アポを取っていた生産者さんからキャンセルの連絡もありました…それくらい、とにかく寒い5月でした。

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カーヴの中も案内していただきました。
この日は本当に5月と思えない程寒く、むしろカーヴの中の方が暖かかったです。

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樽に記載されているマークや文字が、どういう意味を持つのかも、ひとつひとつ丁寧に教えてくださいました。
仕上げたいワインによって、樽の材質やメーカー、焼き加減を変えていっているそうです。

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(カーヴとカーヴをつなぐトンネル。)

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手作業でつくったトンネルなので、ぶどう畑の地層を目の当たりにすることができました。
この地層は、しっとりとした粘土質な地層と石灰質な地層。これがミネラル感のある白ワイン造りに適しているのだそう。

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トンネルには、ワインの守り神「サン・ヴァンサン」の石像が。

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貯蔵庫。4万本が保管できるそうですが、これを並べるのも熟練の技術が必要とのこと。

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貯蔵庫に保管していたワインの出荷作業に入る際、ボトルの埃を落とすのですが、機械を使用するドメーヌが多い中で、フォリーさんでは未だに全て一本一本手作業で洗っているのだそう。
「この作業は、父の仕事。機械化も考えたけど、父が、絶対にこれは人間の手でやらないと!と言ってこだわってるのよ〜」
と笑顔で話す奥様。

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最近ではシールが多いエチケットも、ここでは未だに糊付け!
でもこれは流石にかなり手間と時間がかかって大変だそうで、2015年ヴィンテージからはシールに切り替えたみたいです。
「だから2014年までのヴィンテージは、ワインクーラーに入れているとエチケットが剥がれちゃう」とのこと。

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とっても紳士な現在の当主クレマンスさん。
お父様のジェロームさんもいらっしゃったのですが、イタリア人のグループと一緒にマールを飲みまくって、お顔真っ赤っかで途中退席していました(笑)

前回記録した、アンリ・モンタニーのワインとは正反対に、フォーリーのワイン(というより、リュリーのワイン)は、フレッシュ感を楽しめるような造り。
ミネラル感と程よい樽香が絶妙な味わいを醸し出しているワインでした。

お刺身などのシンプルなお魚料理や和食とも相性が良く、最近は日本の取引先からの受注も増えているのよ、と嬉しそうに語っておられました。

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これがお医者さんだった初代マレイさん。敬意を表した、その名も「キュヴェ マレイ」というワインも造っています。

とにかく丁寧に、ひとつひとつを説明してくださり、とても良い勉強をさせていただきました。
日本に帰ってからも応援したい生産者さんです。

* * *おまけ?* * *

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誰も遊んでくれないから、一人寂しそうに遊ぶインディ。

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とっても大きい!人懐っこくて可愛いワンちゃんでした*

 




 

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