
「頑張りすぎず、自分を甘やかしすぎず、
我慢しすぎず、他人を頼りにしすぎず。このような匙(さじ)加減を見極める眼力こそ、大人に必須の力なのです。」
100歳にして現役の精神科医である高橋幸枝先生の言葉。
先生の著書『こころの匙加減』では、自らが100年生きて感じることが、匙加減の大切さであり、「生きていく」とは、この匙加減を見極めていく営みに他ならない、と綴られている。
この本の中で、もう一つ印象に残った言葉がある。
それは、「無理を背負い込まずに、心地よく生きていくためには、「断る力」が大切」という言葉。
他人に「頼りにされること」と、「振り回されること」は別モノ。あとから不平や不満が湧いてくるようなら、それは断るべきだった。人づきあいの匙加減には、「断る力」を養う必要がある、というのである。
私の場合、直感で選んで読む本は、潜在的に自分が抱える悩みに直結しているものが多い。そんな私が最近読む本には、「断る力」「捨てる力」がキーワードとして含まれている。
それが意図することが何なのか理解してはいるものの、この人づきあいに対する匙加減は、まだまだ見極めることは容易ではない。
そもそも、夢中になりすぎる。頑張りすぎる。はしゃぎすぎる。飲み過ぎる(笑)。、という私には 色んな匙加減がちゃんと把握できていない。苦笑
最近「頑張りすぎていない?」と言われることが多かったので、読書を通して いったんリセット。