中欧滞在9日目『マイセン』

ドレスデンから電車で40分ほどの場所にあるマイセン訪問は、今回の旅での大きな目的のひとつでした。
(まぁここでも色々とハプニングがあり、結局1時間半くらいかかったのですが…(-_-;)ヨーロッパの洗礼浴びまくり…)


入り口には歴代のマイセンロゴが。


博物館内は写真撮影OK。
3000点ものマイセンの作品を見ることができて、その量に圧倒されました。


(圧巻のコレクションの数々)


(作品の大きさが、隣に写る旦那さんでわかるかな?)


(食卓の中心を飾るセンターピース…大きすぎ!)


(マイセン製のシャンデリア)

言うまでもなく、マイセン博物館と見学用の工房を見に行くことも楽しみでしたが、もっと楽しみにしていたのは、ドイツに現存する最古の城で、ヨーロッパ最初の白磁であるマイセン磁器が誕生したアルブレヒツブルク城に行くこと。


(アルブレヒツブルク城のミュージアムへ。)


(狭い階段を登っていきます)


重い扉をあけると


ひんやりとした大広間。


(窓の外はマイセンの街並み)

ここには、他のヨーロッパ諸国よりもいち早く白磁の焼成に成功することを目的に、アウグスト強王に幽閉された若き天才薬剤師(錬金術師)ベドガーの描かれた壁画を見ることができます。


さらに歴史を感じる階段をあがっていくと…


(ありました


彼が、ヨーロッパで初めての磁器焼成に成功した、若き天才薬剤師のベドガー。

彼は白磁作りが成功しても、結局その秘密が他に漏れないようにするため 自由になることが許されず、長年に続く幽閉の結果、精神的にやられて、アルコールに溺れ、最期は37歳の若さでこの世を去ります。

壁画には、片手にビール、片手に焼成に使う道具を持ったベドガーが描かれていて、力強くも透明感を失った 彼の憂いを帯びたその瞳からは、この先の未来に対する絶望感、喪失感、無力感……そんな言葉しか見えてきませんでした。

実際にアルブレヒツブルク城に足を踏み入れると、お城というよりも要塞のような、階段も小さく、とてもひんやりとしていて とても寒々しい印象でした。

この空間にきて感じた想いに 一番しっくりくる言葉がまだ見当たらず、なんだかとても もどかしい…
でも、少なくとも あのベドガーの壁画を見たときには、胸の奥がきゅう…と締め付けられるような、どこかしら恋い焦がれていた人にやっと出会えた、、、と思えるような、そんな感情を抱きました。

ドレスデンでは、マイセン訪問以外にも、ツヴィンガー宮殿でのアウグスト強王の磁器コレクションを見学したり、他にも色々とマイセンに関係する見学をしてきましたが、長くなるので割愛。。。

日本に帰国後、今回の旅での記録をまとめたら、マイセンに関するお勉強会を一期会で開催しようと思っています!

現地に行かないと気づけなかったことなどにも触れたお勉強会は、西洋磁器の歴史に焦点を絞った相当マニアックな内容になるかもしれませんが、
食器は、一番身近で実用的な芸術品。本来 西洋磁器は王侯貴族などの上流階級しか使うことのできなかったもの。
何も知らずに使うのも良いですが、歴史を知ることで、ますます手元にある西洋磁器に愛着が湧いてくると思います。

もう頭がパンクするほどにインプットはできたので、あとはそれをアウトプットしていくことに専念していきたいです!

* * *

旅も大詰め。あとは帰国するだけになりました。
ここまでくると、もう早く帰りたくてしょうがないー!

お仕事大好き夫婦な私たちは、すっかり気分もお仕事モードに切り替わり、彼も夜な夜なメールチェックに励み、私も撮影した写真の整理。笑

でも、あともう1つだけ、旅をしている間に記録しておきたいものがあるのです。

それは、旅の番外編。
今回の旅のメインテーマは、「西洋磁器の歴史追求」でしたが、裏のテーマもありました。

私の行った目的地で想像ついている方もいるかもしれませんが…(^_^;)

キーワードは、
・ハンガリー
・ヘレンド
・カフェ ジェルボー
・スミレの砂糖漬け
・ゲデレー宮殿
・ウィーン
・アウガルテン
・ロブマイヤー
・宝塚(笑)
……

広域でみるとアウグスト強王も関係している、
「とある人物」に所縁のある地を訪問することでした。

あともう少しだけ、私の旅記録におつきあいいただければ幸いです。。。^^;

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