
※昨日の内容です。ブログだとなかなかリアルタイムに更新できずにおります;
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昨日の日経新聞に掲載された『私の履歴書』に、高田明さんの文章が紹介されていました。高田明さんといえば、あの「ジャパネットたかた」の高田さんです。
とても共感できる内容だったので、情報シェア。
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高田明さんは、2016年に番組MCを卒業してから、自社提供番組「高田明のいいモノさんぽ」にだけは出演しておられ、その番組を通して、日本のある地域を巡り、その土地の人々や風景に触れ、埋もれていた良いものを発見し、紹介しているそうです。
ジャパネットのMCを卒業してから、彼が自分の務めだとしていることは「伝えることの大事さ」。
その中の例として紹介されていたのが、三重県で400年以上続く伊賀焼の当主との会話でした。
高田さんが、
「こんなに立派な焼き物なのに、なぜ佐賀県の有田焼みたいに全国に広く知られていないのですか?」
と当主に尋ねると、
「作る職人はいたのですが、“売る”商人が少なかった」
との答えが返ってきたそうです。
多くの地域に共通していえるのは、地元にいいモノがあるのに、それを伝えきれていないもどかしさを抱いている、ということ。
「伝える力」が、今の日本には必要なのだと、高田さんは主張しています。
伝え方ひとつで、世の中に埋もれている商品が輝き出し、働く人が報われるーー。
最近、「地方創生」としきりに言われていますが、地方創生なんてしなくても、すでに地方にはいいものがたくさんあります。
しかし、「伝えなければ、ないのと同じ」。
さらに、伝えたことが「伝わらなければ、ないのと同じ」、なのです。
これは物販の世界だけではなく、政治、医療、教育などのどの分野でもいえること。
「伝えたつもり」ではなく、「伝わった」で初めて、変化を起こしていけるのではないのでしょうか。
高田さんは、通販で29年、商品の良さを続けた日々で培ってきた能力で、良いモノが良いものだと「伝わる」お手伝いを、今後もしていきたいのだそうです。
このコラムで印象的だったのは、
「長年愛されてきた商品を見れば、モノがモノでなくなる」
という一文。
その言葉の意味を、わたしも長年、時間を費やして学んでいる「器の魅力」を通して、とても実感しています。
去年、洋食器を通して、日本の魅力を知りました。
けれど、その本質はまだ何にも知りません。
……ということで。
昨日は”奥様業”を終えて、その足で伊丹空港へ。
今日は学びの日。
去年、旦那さんから「1000パーセント一緒にいかんでよかった」と言われたフィールドワークの旅、第2弾です*
(ちなみに前回の旅はコチラ)
今回は福岡に旦那さんをおいて、有田へひとり旅。
今回のメインは陶器市ではないため、リュックに軍手、、、ではなく、パソコンに何冊かの本。
花柄ワンピースは変わらず。笑
有田陶器市号に揺られながら、いってきまーす!