温故知新の旅② 〜 伝統と文化、歴史を知り、自己を深め、オリジナルを生み出す〜

「有田に来るなら、案内しますよ!」

そう言ってもらえたのは、1年半前のテーブルウェアフェスティバル(TWF)での話。

私に、社交辞令は通用しません。笑

TWFで一度しかお会いしたことのなかった株式会社アルティアの朝重さんに、有田滞在中、もぅどうやって恩返ししたら良いのかわからないくらいに、かなりお世話になりました。

もちろん、「有田を案内してほしい」という気持ちもありましたが、、、連絡をとるきっかけとなったのは、朝重さんのインタビュー記事でした。

有田行きが決まった時に、ふと、1年半前はよくわからなかったけれど、あの人は結局 何者だったのか(←失礼)と、ネットで朝重さんのことを検索した際に、その記事を見つけました。

冒頭のタイトルで使った「伝統と文化、歴史を知り、自己を深め、オリジナルを生み出す」というのは、デザイナー業を営む朝重さんのお仕事のスタンスです。
まさに「温故知新」。。。

「有田を案内してほしい」→「朝重さんの話を聞いてみたい」にシフトチェンジされ、思いきって連絡をしてみたのです。

結果、お仕事を調整していただけて、本当に有田〜伊万里を案内していただけることに!

有田ひとり旅3日目は、さまざまな窯元をご紹介いただきながら、合計8時間、ずっとお話し相手と運転手さんになってくださり、そのうえで 最終日は、李荘窯の当主 寺内さんをご紹介いただきました。


「李荘窯(りそうがま)」のホームページより )

私の尊敬する料理家の先生方や、一流レストランのシェフにも愛用者が多い「李荘窯」

有田焼の陶祖、李参平が かつて住んでいた場所に、窯を構えています。


(李荘窯の当主 寺内信二さんと)

寺内さんは、魯山人が表現していたように、「食器は料理の着物」という認識で、器が主張しすぎずに、料理の装いを高められるデザイン、そして なによりも「人の温もり」が伝わるような器作りを心がけているそうです。

寺内さんで三代目だという李荘窯は、コンピュータ技術や 新しい陶土の研究などを求めるのと同時に、古典的な良さも追求されています。


(工房も案内していただきました)

聞けば、14代今泉今右衛門先生とは 幼稚園時代からの幼馴染で、寺内さんが 磁器に目覚めるきっかけとなったのも、今泉家で使われていた 初期伊万里だったそうです。

寺内さんとのお話の中で、たびたび出てきた単語が、「温もり」「愛情」「人の手」。

お話を伺いながら、深い愛情と熱意をもって、器と向き合っている方なのだということがとても伝わってきて、すっかりファンになってしまいました!笑

寺内さん、そして 朝重さん、本当に本当にありがとうございました!
(って、こんなにお世話になったのに、朝重さんと写真撮ってなかった(>_<))

* * *

4日間、あっという間でしたが、150%のチカラで動きまくりました。
後悔、一切ありません!

やり残したこともありません、、、が、「次回の楽しみ」は残してあります。
帰り際の、「次に有田に来られる時は、〇〇〇にアテンドしますよ」という言葉、聞き漏らしませんでしたので!笑

歴史ある有田の町では、伝統も、今の時代だからこその技術も、どちらも共存できるような新しい文化が根付きはじめているのだと感じました。

吹屋有田と続いた今年の夏の旅は、これで最後。
お付き合いいただきありがとうございました*

 

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